学習塾業界の指導方法について
「一斉指導」、「個別指導」と2種類の教え方があり、「一斉指導」は20~30人を教室へ集め指導する昔からあるスタイルです。
それに対して「個別指導」はその子の学力や性格的なことを考慮し、きちんと消化できるカリキュラムを各担当講師が組みます。
今の塾業界はこの「個別指導」がメインになってきているといえるでしょう。
どちらの教え方にも共通するのですが、テキストに関していえば、学校の教科書に準拠したものになっており、それに沿って反復して指導していますので、さほど良し悪しの差は出てきていません。
講師の現状。プロ講師と学生講師とは?
塾にもいろいろとありますので一概には言えませんが、講師をとりまく現状について大まかな全体像を説明しますと、大きく分けて 「プロ講師」(常勤) と 「学生講師」(非常勤)が混在しているのが現状のようです。
例えばプロ野球の世界で例えてみましょう。
プロは球団から給料をもらって働きます。当然プロですから与えられた役割、バッティングのコーチだったら選手のバッティングを向上させるということに対して責任を負うのです。もちろん結果が出せないコーチは首です。職を失うことでしょう。
それに対して、アマコーチというのものは、プロ野球界にはいません。
もし例えるなら草野球チームのコーチといったところでしょうか?この場合結果を出せないとしても責任を負うことはないのです。
これを塾業界にあてはめてみると、「学生講師の責任論は?」という疑問が湧くかと思います。
何も学生講師のすべてが悪いということではありません。
中にはとても指導方法が上手で才能を持っている方もいるかと思います。
しかし責任論という上ではやはりプロには叶わないと考えております。
業界全体がこのようにプロ講師ばかり輩出していけば問題ないのですが、そこはビジネスです。お考えいただいてもわかるように塾経営のもっとも必要とされる経費は、講師の人件費です。人件費の安い良質な学生講師を雇うということも重要であり、業界の発展にも必要なことなのかもしれないのです。
このようなことを考えると一概にプロ講師ばかり使えば良いという事でもないのかも知れない。そんな現状なのです。
経済的に良くないかもしれないが、正直でありたかった。
私は元々、とある塾の社員として塾経営に携わってきました。
そして自らが独立して埼玉にて塾経営を行おうと思った大きな理由として、「正直でありたかった。」 そんな理由が大きいのです。
私自身、元々営業の出身なので、表面上はいいことばかり言ったことも・・・。
そう考えたときに、学生講師を使って経営するという選択肢もありましたが、なぜか違和感があったのです。
「学生講師」をうまく活用するという方法もあったのですが、責任論を考えると全員プロを育てる。「プロ講師」オンリーで行うという選択肢を取ったのです。経営的にみると、人件費はかかりますけれども、それはしょうがない。
そう考えるとお客さんに対してうそをつかないようにしようと思ったので、私が経営する塾では一切「学生講師」を置かないと決めたのです。
プロに指導されると生徒はどう変わるのか?
前述したとおり、「プロ講師」と「学生講師」の一番の違いが責任感です。
その子に対して、受け持っているという感覚が全く違います。「学生講師」の場合ですと、教室を出たら全く何も考えないケースが多いでしょう。これは学生さんにとっては当たり前の話です。
私は、講師たちに常に言っているのですが、当然プロセスは評価しますけれども、「結果を出してなんぼだから」ということです。
では、結果を出すためには何をしなければいけないのか?
授業を実施して生徒さんに教えるというのは当たり前です。それ以外に重要なこととして「準備8割」に時間を割けと言っています。
その中で、いかにして、何を、どのように、その子のために準備できているか?これが結果を出すための勝負どころと捉えているのです。
時間から時間までの「学生講師」とは、当然そこの差が一番出てくるはずなので、やはり結果的にも違ってくるケースが多いと感じています。
正直なことを言いますと、スパルタではありませんが結果を出すためにお子さんにとって、最初の壁を乗り越えるのは指導を行うということは、大変な部分もあります。その部分を、本人にきちんと説明して行くのです。
「目標の点数が何点ぐらいなのか?」、これを取るためには「こういったことをやっていかないといけないけれども、一緒に頑張れるか?」という形で話しています。
こうしてモチベートしていくと、必ず結果を得て、生徒さんも自信がついて、考え方ががらりと変わるわけです。
成績が上がれば、もう何から何まで変わります。態度も変わりますし、言動も変わりますし、自信がつきますから生徒さんが殻を破って学力はもちろんのこと、人間的にも大きく成長していくのです。
この部分は、「プロ講師」だから出来ることであって、「学生講師」にはできないことなのです。
なぜなら、これを追及するということは、当然時間内に終わらない準備や生徒さんに対する補習など。
要は結果を出すためにいろいろやるのがプロですから・・・。
先ほどプロ野球の話で言うと、結果を出すために選手の特打にも付き合えば、トレーニングメニューなども作る。
これが責任論につながっているわけです。
「学生講師」の場合は、多くがアルバイトですからこれができません。
時間から時間までの時間給で雇用しているわけですから、結果を出すために「生徒さんの成績が悪かったら残業してください」では、残業代がかさんで経営を圧迫しますし、サービス残業では法律的にも問題になってしまいますから・・・。
プロ講師の見分け方
それでは、数ある塾の中で「プロ講師」と「学生講師」をどうやって見分けたら良いのか?
実際のところ講師を見抜くという行為は難しいのが現状です。ましてお母様自身が授業を受けるのではなく、お子様が受けるのですから中々、見分けるということが出来ません。
それでも2つ程方法があるので試してみてください。
1つは、ストレートに聞いてみてください。
「そちらの塾では、学生講師が教えることはありますか?」と答えに窮するようでしたら「学生講師」が教壇に登ることもあるということかもしれません。
もう1つの方法は、お子様に体験学習を「最低3回はやっていただく」ということです。多くの生徒さまを見ているとまず、3回はやらないと、わからないということが多々あるというのを経験上わかっています。
具体的には、1回目は、一人で初めてのところでは緊張します。
ですから、あっという間に時間が過ぎると思うんですよ。その段階で合うかと聞いたら、間違いなくどの子も大体合うと言うか、うーん、ちょっとわかんないと言うか、そのどちらかですので、それで決めるというのはまず無理なんです。
1回やっていただいたときは緊張で終わってしまいます。
2回目に少し慣れて、ある程度周りが見え始めて来ます。
3回目には大体全体の雰囲気などが見えてきて、先生とのコミュニケーションも多少取れてきます。
この状態になって初めて自分にあっているのか?が冷静にわかるということなのです。お子様の目線で、体験をしてもらうということが一番重要ですね。
最後に
これから入塾させるお子様のために塾業界のことをもっと知っていただきたい。
そんな思いでこのお手紙を書かせていただきました。
このお手紙で少しでも、これから入塾されるお子様にとって最適な塾をお選びいただける材料になれば幸いです。
プロ講師にこだわったせいか、私たちが主張している「全員プロの講師が徹底的に教えるので95.7%の確率で成績を上げることになります。 」
ということにウソ偽りはございません。実際に達成できてしまったのです。
繰り返しますが、プロ講師ということは、是非お母様の目で確かめて欲しいのです。
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体験学習に興味はないが、もう少し当塾のことを知りたいという方は、引き続き当塾のホームページをご覧ください。