英語ってむずかしい? 英語ができるようになる4つのポイント【後編】
2019.10.10
単語の暗記テクニック
生徒のみなさんにとっては、単語の暗記というものが一番大変だと思います。
単語にかかわらず、暗記するときに重要なことは、必ず確認のテストをすることです。
暗記するためには、インプットという単語を書いて練習する作業とアウトプットという覚えた単語を書けるかどうかのチェックをする作業の2つを行っていかなくてはいけません。
このときに、チェックをしてできなかったものを再度練習していくというようにして繰り返していくことが非常に大事になります。
また、家庭で暗記をする際には、声を出しながら単語を書くのも効果的です。視覚と聴覚を同時に刺激しながら覚える方が効率よく暗記できます。最初は少し恥ずかしく感じるかもしれませんが、やっているうちに楽しく勉強を進められるようになります。
語句を覚える方法として、上に書いたようなやり方は、定期テスト対策としては効果が高いのでぜひ実践してほしいのですが、テスト範囲外の大量の単語を復習する方法としては実はあまり効率的ではありません。
英単語を覚えて実際に使えるようにするには、文章を読みながら覚えていくことが大事です。
教科書の英文をすべて和訳できるか読み返していき、分からない単語に出会ったら、そのたびに自分で調べて覚えなおしていきましょう。
また、塾のテキスト等の問題練習でも、分からない単語はその場で覚えるようにしましょう。たとえば「He goes to the museum.という文を疑問文にしなさい」という問題では、museumの意味が分からなくても問題に正解することはできます。そこで正解できたから満足するのではなく、知らない単語はすべて調べて覚える習慣をつけましょう。
本当の英語力を身に付けるためには?
定期テストでは教科書で読んだ英文が中心ですが、実力テストや入試問題では、すべて初めて見る英文を読んでいくことが必要になります。
普通の中学生の英語力では、時間内に英文を最後まで読み通して問題を解くことはかなり難しいかと思います。テスト本番や、実戦を想定した練習では、解答に必要な部分だけを見つけて読んでいくことが必要になります。
ただし、それだけで終わりにしてしまうのはもったいないです。実力テストが終わったらそれっきりにせず、じっくりと問題の長文を和訳してみることをお勧めします。
そうすることで、文法や語句の知識の定着にもつながっていきます。