数学が楽しくなる!?数学プロフェッショナルの里中の数学雑学 第6回 「カプレカ数」
2023.12.07
数字には、いくつかの不思議な性質があります。
その1つが、「カプレカ数」です。
実際にどのような不思議な出来事が起こるのかを試してみましょう。
まず、4桁の数字を何でもいいので、思い浮かべてください。
その数字の桁の数を並び変えて、最大にしたものから最小にしたものを引いていきます。
例えば、「3284」なら
最大の数字は「8432」で、最小の数字は「2348」となり、
8432-2348を計算すると、6084となります。
そして、その出てきた答えの4桁の数字も、同じように最大と最小の数字を作り引いていきます。
(先ほどの答えで、「793」などの4桁にならない場合は、「0793」として考えます。)
以下、これを繰り返していきます。
すると…
なぜか必ず答えが「6174」になり、以降どれだけ繰り返し計算してもこの数字しか出てきません。
このような数をカプレカ数といいます。
実際に、先ほどの例を使って試してみると…
「3284」でスタート
8432-2348=6084
8640-0468=8172
8721-1278=7743
7743-3477=4266
6642-2466=4176
7641-1467=6174
7641-1467=6174
どんな4桁でも必ず「6174」になります。
ちなみに、3桁の数でも必ず出てくる数字「カプレカ数」があります。ぜひお試しあれ。