数学が楽しくなる!?数学プロフェッショナルの里中の数学雑学 第3回 「ミレニアム懸賞問題」
2023.03.27
数学といえば、公式や定理が重要ですよね。
そういった公式や定理というものは、きちんと「そうなる」と証明されているものがほとんどですが、中には「おそらくそうなるだろう」と考えれているものの、まだ証明されていないものがあります。
そのような未だに証明されていない問題に対して、懸賞金がかけられているのをご存知ですか?
それが「ミレニアム懸賞問題」というものです。
2000年に発表された7つの問題で、100万ドルの懸賞金(現在のレートで大体1億5千万円)がかけられています。
どのような問題かを説明したいのですが、内容が難しすぎて良く分からないと思いますので、この場では名前のみを紹介していきたいと思います。(興味があったら調べてみてください)
①ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題
②リーマン予想
③P≠NP予想
④ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさ
⑤ホッジ予想
⑥ポアンカレ予想 【解決済み】
⑦バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想
以上の7つで、その中の「ポアンカレ予想」のみ証明されています。
発表から20年以上たっていますが、6つも未解決問題が残っていることから、どれほど難しい内容なのかというのが分かりますね。