数学が楽しくなる!?数学プロフェッショナルの里中がお送りする、マスターへの道 第8回 変わった公式
2022.04.10
さて、今回は話の内容を変えて、数学で使われている公式や定理について話しをしてこうと思います。
数学では、公式や定理を使って問題解くことが色々な場面であると思います。三角形の面積や多角形の角度、グラフの式や直角三角形の斜辺の長さなど公式や定理を使う場面を上げていくときりがないです。
しかし、なかには「いつ使うの?」と疑問に思うような変わった公式や定理が存在します。今回は、その中でもとくに有名な「ちょっと変わった円周率の公式」を紹介します。
こちらの左側の画像の方が、「ちょっと変わった円周率の公式」を生み出した数学者で「シュリニヴァーサ・アイヤンガル・ラマヌジャン」というお名前です。
数学者として知られている方ですが、いろいろな事情で独学で勉強されていたので、いわゆる公式の証明などがなく、「神のお告げ」というような感じで、自身の発見した公式などを発表していました。
その中の1つに「円周率の公式」があり、いわゆる公式としては、式の形が独特で、なぜそうなるのかが見当もつかない公式でした。
その円周率の公式がこちらになります。
なぜこのような数字や式が出てきたのか、すごく不思議に思いますよね。
このような公式や定理などを数々と世に出してきたラマヌジャンですが、32歳という若さでこの世を去ってしまっています。もし彼が長生きをしていたのなら、さらに多くの公式や定理を発見して、数学がさらなる発展をしていったのではと考えてしまいます。