プロ講師のよる家庭学習のポイント① ~読解力~
2020.02.17
学習について、重要な項目の1つとして挙げられるのは、
まずは、『読解力』です。
これは学習の基本といってもいいでしょう。
読解力が足りないと
「教科書を読んでいても、何が重要なことなのか分からなくなる。」
「文章の内容が理解できないと問題文の意味が分からなくなり、問題が解けなくなってしまう」
「問題内容が理解できないと、繰り返して読むことになり、テストなどで時間が足りなくなる。」
「普段から文章を読むという癖がないので、きちんと読めばわかるような問題でも分からないと思い込んでしまう」
など、いろいろな問題が出てきてしまいます。
では、読解力をつけさせるには、何をしたらよいのか?
よく言われていることは、本を読むことなどがありますが、まずは簡単なことから始めてみると良いかと思います。
例えば、普段の会話からでも
小学1年から(中学生からでも遅くはありません!)学校での出来事・学習したことの会話をしましょう。
(例) ・親『今日は、何を勉強したの?』
・子(返答例①)『算数と国語をやった』
このような会話ならば、その日に学習したことはあまり頭に残っていないと考えられます。
→ 何を勉強したのかを教科書を見ながら、親御さんも一緒に学習して下さい。
・子(返答例②)『算数の分数をやって、真分数・帯分数・仮分数をやったよ』
→ この会話ですと、学習した内容はほぼ頭に残っていると考えられます。子供に
教えてもらうつもりで、もっと聞き出して下さい。
会話をすることで、お子さんの学習状況が把握できます。机に向かうだけが大切な
事ではありません。勉強を生活の一部にしてしまうのです。このような会話形式が、
後々の学習に影響してきます。