プロ講師による家庭学習のポイント④ ~小学生編~
2020.05.06
目に見えてはっきりと開いてくる学力差をなくすためには
成績が良かった子供たちが小学4年生、5年生あたりから差が開き始め、学習のやる気が出ない子の成績が下がり始めるという傾向があります。
この原因として、勉強よりも遊びに夢中になり、自宅学習時間の減少が考えられます。
勉強には、「やる子」と「やらない子」の差がはっきりとしてきます。
また、小学3年生までに積み重ねてきた基礎学力が点数の差につながってきます。そのため、「できる子」と「できない子」が分かれてくるのです。学習面だけではなく、生活面でも自分の事は自分で行わせることをさせなければいけません。
成績が伸びる1番のカギは、素直であること
他人からの助言を素直に聞くことができる子供は、成績が伸びやすい子の特徴です。
もし、お母さんの助言を聞かないようであれば、代わって、お父さんから助言をしてもらってください。
本人が、間違えたことを正しく直すときに、「正しく直さなければいけない」と思わせることが大切です。
勉強することの大切さを伝える
親の経験を一緒に話してあげながら、勉強すれば、
・自分の将来の夢が実現できる。なりたい自分になれる。
・大人になってから、答えのない問題が解けるようになる。
などのことを教えてあげてください。
中学校へ向けて失敗しない方法
中学校で失敗しないためのポイントは、
- 基礎学力を固める
小学校5・6年生で学習した算数の単元を分からないままにしておかない。
〔単元の例〕数の単位・小数・分数・比と割合・比例・速さ時間道のり・図形
小学校で学習した漢字練習をしておく。
- 復習する習慣をつける
・できなかった問題をできるようにする。(反復学習)
→計算問題や漢字練習などを繰り返し行うことです。
・覚えたこと定着させる。(短期記憶から長期記憶へ)
特に不得意科目は、学習計画を立てる練習をする。
1週間ずつの計画を立てていく短期学習計画、1ヶ月分の計画を立てていく中期学
習計画、1学期分の計画を立てていく長期学習計画を立てる練習を行います。